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縁あって、サイスポ取材のLOOK・2004年モデル一気乗り試乗会に素人代表として参加させてもらえることになり、行ってきました。 乗ったのは、好印象順に、KG486SL、KG461、KG481i SL、KX Light、KG386、KG451。詳細はサイスポの吉本さん記事に任せますが、ちょっとだけインプレを。 486は、その性能の高さを改めて実感。写真を担当していた魚醤、あっ、今日は巨匠か、の、あやのさんも絶賛。あらゆる点で高性能。バランスもよく、ホント、いいチャリです。 461のバランスのよさも光ました。全方位にマイルドで、乗っていて楽しいチャリです。走りながら、思わずニヤニヤしちゃいます。長距離サイクリングには最高。湯河原合宿とかに乗っていくと、気持ちよく走れそう。 481は抜群の軽さが魅力。パイプ構造のカーボン、というイメージどおりの乗り味。でも、スローピングじゃないから購入対象外。気のせいか、やっぱり空気抵抗を感じちゃいます。 KX Lightは、KXからの進化を確実に感じ取ることができます。パイプ肉厚の薄さが体感できながら剛性がある。でも、やっぱり個人的には自分のKXの方がいいなぁ。肉厚な感じでモッサリしているけど、マイルドで乗っていて楽しい感じは461と合い通じるところ。 386は、イメージと違って、かなり硬かったです。ガンガン踏むにはいいかもしれないけど、自分にはちょっと。昨年、ケルメが使っていましたが、プロ用にはいいのかも。 451は461を硬くした感じ。残念ながら、バランスは今一つ。硬めが好きな人にはいいかもしれませんが、、、。 といったところでした。 |
某所に場所を移し、早速試乗開始。それにしても揃いも揃ったKG486、481、386、KX-light、461、451のLOOK最新モデル6種類。これだけのモデルを乗り比べられる企画は滅多に無いだろう。 中でも乗っておきたいのは、最上位モデルの486と最下位モデルの451。一番上でメーカーの実力をみて、一番下でメーカーの姿勢をみようという、いささか端折った魂胆。あんまりあれこれ乗ると、却って違いが分からなくなるってのもあるし。 KG451。当然ながらカーボンフレーム(KG361のもの)にHSC3カーボンフォーク。これで\150,000(ヘッドパーツ別?)。随分と思い切ったバーゲンプライス。こればっかり売れてもマズイ、でしょう?全体的に細身のパイプにラグ結合部の段差。特にクロモリ並みに細いシートステーは、これぞLOOKっていう外観。ちょこっと乗ってみただけだけど、衝撃吸収性にカーボンらしさが感じられ、直進性も強いのでツーリングはもちろん、初心者ならレースにも十分。集団でふらふらせずに済みそう。 フロント剛性がどうのハンガー部の返りの速さがどうのと言う人は、もっとお金を出しなさい。いや、30万円クラスでなくて461あたり。HSC4フォークを組み合わせて\190,000。十分すぎるスペックでこの値段。これより上のモデルを買う意味あるのか、なんて言ったら岡部さんに叱られるので、言わないでおこおう。 KG486。私の周りでも乗っている人がいて、実車を見たことはあった。その概観は、良く言えば個性的なエアロシェイプ、悪く言えば気をてらったデザイン。この辺は好みなのでなんとも。剛性はLOOKの中でも、一番堅いかな。KXも堅いけど、あちらは表面が堅く、こちらは中が堅い感じ。とても私なんかのヤワな脚では、踏み切れないと見ただけで白旗降参。この辺りは、多分に視覚的なものが影響していると思われる。なんたってBB周りの圧倒的なマスを目の当たりにしたら、少なからずたじろぐ。逆に、見るからに堅そうなスタイルにやる気が沸くという方にはうってつけ。 そのKG486を、恒例のシロクマ休憩に向かうのに拝借した。走ってみたら、思ったよりというか見た目よりというか、案外乗り心地は良い。KG451の路面の凸凹で跳ねるような挙動(つまりライダーまで、ご丁寧に伝えてくれるってこと)に対し、こちらはかなり収まっている。倍以上の値段は伊達じゃない?逆に踏み味は、予想どおりというかやっぱり堅い。これは単に私の脚がプアだからに過ぎず、若くてバリバリ踏める剛脚の持ち主にピッタリかな。要はターゲットが違うのだろう。 |
オーバーサイズ(大径)化したHR(ハイレジスタンス)カーボンパイプを継いだカーボンフレームでフレームをスローピングし、シートステイが1本になるモノステイにすることで高剛性を狙ったモデルです。 フロントフォークにKG361より上位グレードのモデルLDS4カーボンフォークが使われてステアリングコラムがアルミ製でオーバーサイズとなっています。ちなみにこのフォークは単体で定価¥36,000します。フォーク+フレームは重量が1.9kgになっています。 パワフルなライディングを望まれたり、体重があってKG361で何か頼りない感じがして最近のロードバイクにあるようなしっかりした乗り心地でありながらアルミフレームにはないカーボンの乗り心地も味わいたい方にお勧めです。 カーボンという繊維素材は振動吸収能力が他の金属系のパイプより優れているので路面からのコツコツ感をフレーム自体が吸収してしまいライダーに伝えないようになっている素晴らしい素材です。 上級モデルのハイエンドモデルには軽量化ゆえのペダルを無理に踏む事によるフレームのよじれが起こると言ったことがカーボンバイクやカーボンバック付アルミバイクには多いのですが、このKG461にはそういったペダリングスキルを必要としないのでロード初心者の方から上級者の方まで幅広く乗れるように扱いやすくなっています。HMカーボンを使っている上位モデルのKX lightやKG381iに比べてHMカーボンを使っているこのKG461は重量面ではやや重くなってしまいますが(シマノ105完成車で9kg)カーボン特有の絨毯の上を走っているような乗り心地というものは十分に感じる事は出来ますので走行スピードを上げていっても路面からの振動が少ないせいか体感スピードがわからなくなってしまう程安定して走る事が出来ます。KG361との違いはKG461はフレーム剛性が高く全てのカーボンパイプがオーバーサイズ化され例えばフロントフォークはアルミコラムと相まってかなり高剛性でダウンチューブも太いのでフレームのよれが本当に少ないです。でも乗り味はカーボンバイクなのです。 |
今年のモデルVXエリートと来年のモデル、VXRが試乗できるようです。 私はVXエリートのみ、蛇使いさんは両方とも試乗されました。 VXエリート ・ウィップはCARBON-Rより少し柔らかい印象。加速感もそのため若干スポイルされているような感じだが気になるほどではない印象。 乗り心地だが、小さい段差を乗り越える時に「ソフトテールかな?」と思えるほど振動収束性 がいい。「ダン!」と一発で収束しているのがよくわかる。 さすがベクトラン混入だけのことはある。これで剛性が高いチューブを採用されると恐ろしいことになるな、VXProなんかだともっといいのだろうなと感じました。 ここで蛇使いさんの試乗終了を待つ。 「VXR、エリートと比べてどうでした?」 「反応性が違いますね、エリートに比べてかなりラジカルです。」 とのこと。 VXRは異形チェーンステーを採用していることもあり、反応性がかなり良いようです。 「未だ後ろ三角は鉄を上回るものがでていないのです。」とかつてマツナガさんは言っていましたが、マスプロも判っているようで、それに対する一つの回答がこの異形チェーンステーではないでしょう |
カーボン繊維を織りパイプを成型してフレームを作っているメーカーTIME社。 現在カーボンフレームを発売しているメーカーは少なくないが1から自社生産しているメーカーは稀だ。 シリーズの中で、VX-ELITEはもっともスタンダードなモデル。フォークはソリッド感が魅力のミレニアムを採用。旧型よりさらに戦闘力がUPしている。 TIMEのイメージカラーは言わずと知れた「チームレッド」だが今回入荷した「ホワイト」はTIME社が50本だけ日本向けに限定生産したもの。 このVX-ELITEのみ50本ではなくて、’04TIME全製品の中にこの「ホワイト」が存在する。フレーム50本塗るだけののホワイト塗料をTIME社は持っていたのだ。 |
流行の兆しのあるスローピングフレームロードレーサー、非常に素直な特性とカラーリングが気に入っている。旧型カンパレコードで組んだが、重量は8キロと比較的軽量。新型なら間違いなく7キロ台になると思われる。このバイクはフレームセットから組み上げたが、完成車に比べてフレーム単体価格が安く、完成車を購入するよりもはるかにお買い得だと思う。ストレートフォークに、小さい後ろ三角で乗り心地が悪そうに見えるが乗り心地は非常に良い。ホィールはカンパニュークリオン |
ダイレクトな反応と切れ味ある走りで、未だ多くのライダーから支持され続けるアルミフレーム。そのポテンシャルを極限まで引き出すべく生まれたアルミロードレーサーが『FullPro-Alloy』だ。高強度#7005アルミ合金に特殊な熱処理硬化を施した肉薄大径アルミチューブをベースに、カーボンシートステー&Fフォークを採用。瞬間的な踏み込みに対しても反応が良く、且つ軽いというオリジナルアルミ・カーボンバックフレームが完成した。また、適度なしなりと瞬発力を併せ持つというカーボンバックの特性を引き出すために、シートピラーも通常より大径となるφ31.2mmオリジナルサイズにこだわった。さらに、シート部の剛性アップと踏み込み時の捻れ低減を両立するダブルブリッジ・シートステー、路面からの衝撃を効果的に吸収するスネークベントを採用、圧倒的な加速性とパワー伝達性に優れたアルミレーシングフレームに仕上げた。 |
2004年度の幕開け、俺の攻撃するための「武器」としてチームから最初に渡されたのは、KOGA-MIYATAが万を期して発表した「フルプロ・アロイ」、7005アルミのフレームにカーボンシートスティを装備したモデルだ。 |
アルミの軽さと瞬発力に、カーボンステーによる振動吸収性もプラス。高剛性と快適性を備えたハイブリッドフレーム福島選手はこのフレームで2003年ナショナルチャンピオンを獲得 |